笑う大熊猫

笑いながら生きていくためにジタバタする日々を綴ります。

あおり運転逮捕と原チャリババアと私

最近話題のあおり運転のニュース。

逮捕時の男女についての報道を見ていて、

ある恐怖体験を思い出した。

それは昔私が京都のちょっと治安の悪いあたりに

一人で住んでいたころの事である。

東のゲットー・川崎から西の(場所によっては)スラム京都へ

引っ越して間もない頃。

仕事場から近くて比較的家賃が安いかわりに

交通が不便な場所だったので、

車を所持し日常的に乗り回していた。

運転方面の才能が微妙な私、

あまり遠出はせず主に近所への買い物などに使用していた。

当時(二十数年前)の京都南部は狭い道だらけで歩道の無い通りも多い。

その時は夕方7時くらい。

もう外は暗く、私は自宅前の慣れた細道をコンビニに行くべく

のろのろとマンションの駐車場から出て通りへと車を走らせた。

と、500mほど先から原付バイクらしきライトが走って来るのが見えた。

住宅街の中の一本道、そこそこのスピードでこちらへ向かって来る。

暗がりのまっすぐな道の、ど真ん中を走って来る。

ほんの数分逡巡した。

小さめの車でもすれ違えない道で、

どうやって避ける??

当時の私の車はトヨタヴィッツで、

こちらはそんなに大きくないが徐行し精いっぱい左側へ寄ってみたが

あちらは全く片側による気配が無い。

あれ?このままだと、ぶつかる・・・????

と思ったやいなや、バイクから見て右のハンドルの端部分と

私の右側のドアミラーがパンッと音を立ててぶつかり

衝撃でヴィッツのドアミラーが折りたたまれた。

驚いた私は停車し、窓を開けた、その途端、

「どこ見て運転しとんじゃ、ボケッ!!!危ないやないかっ!!!!」

50代くらいのババアであった。くっそ怒鳴られた。

ちょっと面食らったが、こちらは精いっぱい避けた。

あちらがもう少しでも(あちらから見て)左に避けて走ったら

ぶつからなかったし、

この道幅で徐行しないで走るのもおかしい。

恐る恐る反論してみた。

そちらが避けなかったからぶつかったから…(震え声)

言い終える間も無く「なに言うとんねんdfghjkl;!!!!」

田舎育ちが関西に引っ越してきて、

関西弁のリスニングもまだおぼつかない。

更に恐怖がトッピングされ、

激怒ババアが何を言っているのかよく理解できなかった。 

ババアは静寂の住宅街に怒鳴り声を響かせながら

幸いすぐに走り去った。

人生で初めて、見知らぬ人に大声で怒鳴られた私は

しばらく震えが止まらなかった。

数分停車し、深呼吸で落ち着いてから運転を再開した記憶がある。

今でも忘れない。

なぜ窓を開けたのか?

なぜ反論したのか?

茨城県で逮捕された男女の被害に遭われ殴られた男性にも、

初めは同様に感じた。

ヤバイ奴はやり過ごさなきゃ、

殺されるかもしれないし。

でも、なんとなくわかる。

納得出来なくて、

ひとこと言ってやりたくなる気持ち。

ただ、どこにでも本当に危ない奴はいる。

生まれついての粗暴さか、

育ちの悪さか、

なんか電波きちゃったか。

ただあの手の輩は自分だけのルールに則って

自分の快楽とか気晴らし?

気分のままに行動してるんやろな。

キチ◯イに惑わされたり

襲われることの無いよう。

みなさん、どうかお気をつけて。